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vol.2 「土間のある家」

土蔵のような外観、壁や光が抜ける土間…
美しい日本建築の家

風情ある城下町・近江八幡のシンボル「白壁の土蔵」をモチーフにしたKさんのお住まい。白いぬりかべとコントラストが印象的です。
竣工して6年目を迎え、木の風合いが増しています。
外土間はガレージと玄関を結ぶ通路になっており、外と内が自然につながる場に。和室にも面して縁側の役割も果たし、式の移ろいを暮らしに取り入れたり、人との出会いの場にもなります。雨の日には、3人のお子さんたちがにぎやかに遊べるだけの広さもあります。
家族が日常を送るスペースは無垢材の床や現しの梁など木のぬくもりがたっぷり。年月を経て、どんどん味わい深くなっています。
熟練職人によって隅々まできちんと作り込まれた「ニッポンの家」で毎日を「心豊かに丁寧に」暮らしていらっしゃいます。



【住んで6年。木の風合いが増して、どんどん家がよくなてきました】
一般的な住宅に使われている新建材は時間が建つと劣化したように感じるのが嫌で
本物の木屋自然素材にこだわった家づくりをしている大治工務店に依頼を決めました。
同じ時期に建ったサイディングの外壁のご近所さんは『そろそろメンテナンスしなくては…』とおしゃっているのに
我が家の焼き板の外壁は雨や風にさらされながら6年の歳月を経て
木目がいっそうキレイに浮かび上がってきました。
木の家は『年々よくなっていくのだ』と実感しています。
アンティーク家具のように味わいが深くなっていくのが楽しみです。

ニッポンの家ならではの和室

外土間に面した和室。床柱は凹凸のある絞り丸太で、6寸もある桧を採用している。
床の間には小窓を設け四季折々に咲く草花が掛け軸のように、彩をもたらしてくれる。

ふんだんに木をつかったLDK

カバザクラ、桧、米松など木をふんだんにつかったLDK。構造の梁を見せ、天井を限界まで高くしている。
透過性のある引き戸を使い明るさはそのままで空間を分けることができるようにしている。

お子さん達のリクエストの砂場

職人さんが作ってくれた砂場。キッチンやリビングから目が届く位置が選ばれるなど、細やかな配慮がされている。

竣工して6年

経年変化によって焼き板は味わいが深まり、白い壁とのコントラストが美しさを増している。
屋根には風格のある日本瓦を採用。

階段手摺の壁は本棚に

明るく設計された階段ホールは読書スペースに。
造作した本棚が手摺壁の役目も兼ねている。

玄関土間

洗い出し仕上げの玄関。
御影石の踏石はバーナーで細かな凹凸を出して、雨の日でも滑りにくく安全。
玄関ホールには地窓も設けられ、広がりを感じられる。

空気を浄化させてクリーンな塗り壁

リビングは人と環境にやさしい「琉球サンゴ」を原料とする塗り壁に。職人の左官仕上でざっくりとした風合いを醸し出しています。
空気を浄化したり、消臭・抗菌効果など健康に配慮した素材選びで安心です。

外土間

和風住宅を現代風にアレンジしたプランがお気に入りです。
とくに外土間は、外と内とを緩やかにつなげる空間で、庇がしっかりと掛かった外空間は使い勝手抜群です。

POINT

DATA

施工総額2000~2500万円 家族構成夫婦(30代)+子ども3人
敷地面積298.51㎡(90.2坪) 延床面積160.24㎡(48.4坪)
工法・構造木造軸組2階構造 施工年月2007年3月